もうすっかり冬、雪が降ることも多くなってきましたね。
冬はイベントも多くて僕は結構好きです。
さて、今回は毎年冬になると多くなるこちらのご相談。
原因は「冬だから」?
Q『最近毛先の絡みが気になります。なぜでしょうか?』
髪の毛の絡まりは色々な原因がありますが、「冬」になるとこのご相談が増えると言うことは絡まりの要因に冬に関連することがあるのではないでしょうか?
と言うことで、今回は冬ならではの絡まりの原因と対策を書いていきます。
冬は乾燥する
「冬は乾燥の季節」と言うのは今更言うに及ばずだとは思います。暖房も使うのでより一層乾燥は進みますよね。
そう、冬は他の季節より空気が乾燥しているのです。
髪の毛が乾燥するとどうなる?
空気の乾燥によって髪の毛が乾燥しすぎるとどうなるか?というと、髪の表面のキューティクルといううろこ状で髪の毛を守っているもの、これが勝手にそして知らない内に剥がれます。
なぜならこのキューティクルというのは、髪の毛の水分が7%以下になると勝手に剥がれるという性質があるからです。困った性質です!
髪の毛の水分量は健康な状態で11〜13%、カラーやパーマなどで髪の毛にダメージがあれば水分量は更に少なく、それが数%ほど乾きすぎただけでバリバリバリっと剥がれてきてしまうのです。全く困った性質です!!
こうしてキューティクルが毛羽立ちのようになり、髪の毛が絡まりやすくなるのです。
毛先のが絡まりやすいのはなぜ?
「毛先が絡まりやすくなる。」と感じるのはなぜか?について、これは僕の想像ですが
- 誰でも毛先の方がよりダメージしている
- 髪の毛が長ければ毛先は動いて絡まるが、毛の根元は隣の毛と絡まるほど動かないから
ではないかと思います。
髪の毛の毛羽立ちは治る?
では、毛羽立ってしまった毛は治るのか?というと、髪の毛は爪と同じく自己治癒できません。
いくらトリートメントしようともなくなったキューティクルがまた再生するということはできません。(もちろん新しく生えてくる毛はキューティクルがある状態で生えてきます)キューティクルは1度剥がれればそこから髪の毛の中身が流れ出し、どんどん髪の毛全体が傷みます。お、恐ろしい。。。
元に戻らないならトリートメントは無意味か?というとそうではなく、非常に有効です。
なぜなら、
- トリートメントで髪の毛に残ったカラーやパーマの残留物を除去してさらなるダメージのリスクを回避する
- 髪の毛に足りないものを補って状態を良くする
ということができるからです。1度剥がれたキューティクルが自己治癒しないなら、トリートメントでなんとかするしかないとも言えます。
予防が大事
色々解説しましたが、要するに乾燥させすぎなければ良いということです。
そのためには、予防!乾燥を防げば良いのです。
方法は簡単。オイルタイプの流さないトリートメントを毛先に満遍なくなじませる、これだけです。
手を乾燥から守るハンドクリームのような要領ですね。
ですので1日1回だけでなく、数回に分けて乾燥しているなと感じたらその都度つけることで1日中髪を乾燥から守ることができます。一回の使用量は沢山つける必要はなく、それよりも乾燥している時間がないよう1日に数回つけるところもハンドクリームと同じですね。
もちろんサロンでのトリートメントや自宅でのお風呂トリートメントもしましょう!
ということで今回の回答は
A『冬の乾燥によるキューティクルの剥離で絡まりやすくなったのではないでしょうか?』
です。