髪を乾かさないとどうなる?

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髪の毛 ドライヤー

今回は、シャンプーをして乾かさずにおくとどうなるのか?についてのご質問です。

 

Q『シャンプーをしてそのまま乾かさないとどうなるんですか?』

このご質問は結構多いんですよ、確かに夏なんて乾かしてると暑くて汗かいてくるのでまだ濡れてるのか汗なのかわからなくなってきますよね。正直僕も毎日しんどいです!

髪の毛短い僕ですら正直乾かすのが憂鬱になることがあるのでロングヘアの方や髪の量が多めの方はもっとしんどいでしょうね!

確かに乾かさなくて良いならかなり楽だと思います。

 

それで今回のご質問への回答ですが、その前にまず乾かした方が良いのか乾かさなくて良いのか?を先にお伝えしようと思います。

 

2通りの乾かし方

毎日乾かすのはとっても大変で憂鬱にもなりますが、やはり乾かした方が良いです。

ただし、僕個人の意見としてはこの乾かしを2つのレベルに分けてもいいのではないか?

と思っています。これはまた最後に説明しますのでまずは乾かさないとどうなるのか?の回答から。

 

A『濡れたまの頭皮はマラセチア菌などの常在菌が繁殖して、フケかゆみ、ニオイの原因になります。又、みなさんご存知のように髪も濡れていると摩擦などでもダメージしやすくなります。』

 

と、こういう理由です。

一般に髪の毛が傷むから乾かしましょう。と言われていますが僕が最も気をつけて欲しいのは頭皮の方!

 

確かに髪の毛が傷むと自己治癒はしないので傷むほどカラーやパーマなどができなくなったり、場合によっては傷んだ部分を切り落とさなければいけないという悲しいことにもなりかねません。

傷んでからトリートメントやヘアケアをするよりも『乾かす』という行為だけで傷みを回避できるほうが色々な面でかえって楽になるでしょう。

 

 

というのは美容師としての僕の意見。毛髪診断士としての僕の意見はちょっとだけ違います。

 

というのも、髪の毛は傷んだら最悪切れば傷みはなくなる、という見方もできるからです。

 

 

切らなければいけないのは本当に悲しいことですし周りからの見られ方も変わってしまうかもしれないと思うと、こんな悲しいことは絶対に避けて欲しいと思いますが、健康的な被害はなく切ればカラーやパーマもできるのが実状です。

 

では、頭皮の場合はどうでしょうか?

先ほど書いたように乾かさずにおくと頭皮のフケや痒みの原因になり、ひどくなると頭皮が荒れてしまうことにもなりかねません。

その場合は医師の診断が必要になったり、頭皮が荒れると治るまでカラーやパーマは避けなければならなかったりとかなり大変なことに。

又、フケや痒みは僕も別件で頭皮が荒れた際に経験がありますが、頭が痒くなっても人前ではなかなかかけなかったりと結構辛いものです。

 

というところから、僕は2つの乾かしレベルを設けました。

 

レベル1『頭皮だけはお風呂をでたらすかさず乾かす。タオルを巻いて他のことはしません。』

です。髪が傷んで先ほどのようなリスクがあっても気にしない方は髪の毛を乾かして頭皮が濡れてるぐらいならもう頭皮だけ乾かせばいいでしょう!(決してお勧めはしませんが)

 

ついついタオルを巻いて一旦自然乾燥させたくなりますが、その間にも菌は繁殖してしまいます。なのでまずはすぐに乾かしましょう。

 

楽に乾かすコツはタオルで限界まで水分を拭き取ること!タオルドライは濡れた髪の毛から80%ほど水分を拭き取れます。髪の毛は約10%が水分なので残りの10%ほどをドライヤーで乾かせばいいのです。めちゃくちゃ楽です☆

 

レベル2『まずは頭皮だけすぐに乾かして、その後髪の毛も乾かす』

普通のことのようですが、大事なのはこの順番!

頭皮を乾かしてから髪の毛を乾かす。この順番で乾かすことで頭皮を守るだけでなく早く乾かせます。

 

これもお勧めはしませんが、乾かす途中で力尽きて諦めてしまうよりは、頭皮を乾かしてから一旦休憩してもらう方が良いでしょう。髪を傷めないためにもなるべく諦めないで下さいね☆

 

すでに傷んでしまった、という方にはこちらのトリートメント!

どうしても髪の毛が乾かせず傷んでしまった、という方はその時々の傷みに合わせてカスタム補修ができるオージュアトリートメントで傷みを和らげましょう!

 

ただし、トリートメントは髪の毛を元に戻すことはできません。これはどんなヘアケアにおいても同じですが、いかに後からヘアケアをしても自己治癒ができない髪の毛が元の状態に戻ることはあり得ません。

「多少傷んでも後からトリートメントすれば治る」ことはないので、しっかりと乾かして余計な悩みを回避していきましょう!

 

毛髪診断士は、(公社)日本毛髪科学協会のヘアアドバイザーです。
気になることや疑問に思うことがあればお気軽にご相談下さい!

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