固形石鹸でシャンプーするとどうなるの？

今回のご質問はシャンプーに関するご質問。

シャンプーは毎日使うものでありながら何を選べば良いのか分かりにくく、「本当に今使っているもので良いのだろうか？」というご相談は結構多いです。
今回はある特定のシャンプーについて解説するので是非参考にして頂きたいと思います。

固形石鹸で髪はあらえる？

特定のシャンプーとは、固形石鹸です。

Q『シャンプーを固形石鹸に変えても良いのでしょうか？』

というのが今日のご質問。

固形石鹸というとハンドソープやボディーソープのイメージが強いと思いますが、手や体を洗えるなら髪も洗えるのでは？という気もしますね。

実際はどうなのでしょうか？

A『先に結論から言うと、オススメしません。』

理由は、髪と頭皮に良くないからです。

石鹸が固形の状態を保つということは、アルカリ性ということになるのです。

しかし、元々髪の毛は弱酸性。それを弱酸性と真逆のアルカリ性の石鹸で洗うと髪の毛ががゴワついてしまうのです。

カラーやパーマもアルカリ性で、カラーやパーマを繰り返すと徐々に髪の毛がごわついてくる。

と言うとイメージしやすいのではないでしょうか？

昔は固形石鹸で髪の毛を洗った後、クエン酸などで髪を中和して弱酸性に戻していました。

そうすると一見良いように思いますが、そうした髪は金属石鹸と言うものを髪に生じ、パーマがかかりにくくなります。

又、髪の毛や頭皮をシャンプーの度に弱酸性とアルカリ性を行き来させるのは大きな負担がかかります。

髪や頭皮に優しいシャンプーは洗浄成分で選ぶことをお勧めしていますが、洗浄成分についてはまた次の機会に記事にしたいと思います。